前回の投稿で、「WEBサイトを製作時に必要なものについて」のイメージについてを書きました。
なにかイメージは浮かんできたでしょうか?前回もいったようにアバウトでも良いのでイメージを膨らませてみてください。

今回書く内容はコンセプトについて。

その前に下の項目をもう一度見てください。

  1. イメージ(なぜWEBサイトを作るのか・どんなデザインのWEBサイトを作りたいのか)
  2. コンセプト(こういうWEBサイトを作りたい)
  3. ページ構成(WEBサイトでなにを紹介するのか)
  4. 機能(どんな機能を持ったWEBサイトを作りたいのか)
  5. 予算(どの程度の予算が立てられるかあらかじめ決めておきましょう。)
  6. ゴール(人に見てもらいたい・お問い合わせを増やしたい、など)
  7. サービス(商品)
  8. 特徴(商品の特徴や強み)
  9. 写真・画像・動画など(会社や人・イメージ)
  10. 想い(どんなものをなぜ作っているのか、どのように作っているのか、など)

今回はこの項目の中から②として書いた、コンセプトに焦点をあててご紹介させていただきます。

コンセプトってなんだろう?

コンセプトってよく耳にすると思いますが、どんな意味があるのでしょうか。

日本語にしてみると、「概念」

概念!?日本語にしてみてもなかなか普段使わない言葉だし、ちょっと見ただけでは分かりづらいところです。

そこで簡単にあらわしてみると「全体の基本的な考え方」ということができます。

こう書いてみても曖昧な部分があるので、また建築を例えにしてみましょう。

例えば家を建てるときに前回書いたイメージと合わせてコンセプトを決めるとします。

「木がたくさん使われた北欧風な家」←イメージ
「家族と一緒に安心して住める家」←コンセプト

このようにイメージとコンセプトを決めてみました。

このコンセプトである「家族と一緒に安心して住める家」はどんな家でしょうか。
小さなお子さんがいるとすれば、階段の段差が低くて、手すりがしっかりしている。子供が怪我をしないような家といえますね。逆に段差が高くて手すりの格子が広い間隔であったら子供が落ちて怪我をしてしまいます。
家具に関しても角が尖った形状をしていると危ないので、角の丸いものを選ぶ。ドアはストッパーをつけて手を挟まないようにする。

このように家族がどうしたら安心して住める家が出来るのかを考えていきます。

これがコンセプトになります。「全体の基本的な考え方」から細かい部分の意図などを考えていくことができます。

WEBサイト制作をするときのコンセプトづくり

実際にWEBサイトではどうでしょうか。

「全体的にシンプルに」←イメージ
「ゆっくりとくつろいでほしいWEBサイト」←コンセプト

このようにイメージとコンセプトを決めてみました。

文字の大きさや間隔を広めにとったりします。画像も大きく表示して、全体的な余白を大きくとります。
ゆっくりとしてほしいからこそのゆとりを表していきます。逆に文字が詰まっていて画像が小さくて、全体的にも窮屈な感じだと、ゆっくりとくつろぐ感じはありません。

窮屈な感じにすると、どうしても次から次へとどんどんとページを進めしまいがちです。読んでもらえるのは嬉しいですが、読み終える前に他のページに言ってしまったりするのは「ゆっくりとくつろいでほしいWEBサイト」というコンセプトとはズレてしまいます。こういうことは訪問者も感じるものです。コンセプトに想いを込めているからこそのカタチとしての現れ。この一致というのが大事です。

今あるコンセプトをWEBサイトとしてカタチにしよう

WEBサイト制作を考えているということは、今商品やサービスを持っているという方が多いと思います。

その商品やサービスのコンセプトはなんですか?

例えばそれが「ゆっくりとくつろいでほしいCAFE」であるのならば、「ゆっくりとくつろいでほしいWEBサイト」をコンセプトにするのが良いでしょう。

実際の商品はゆっくりなのに、WEBは違うよね?というのも訪問者からすると混乱を招きます。

なので今コンセプトをお持ちなのであれば、そのコンセプトをWEBサイトにも適用してみてはいかがでしょうか?

WEBサイトは現実の世界とは別物と考えずに、お店や商品自身、そしてあなた自身と考えてもらうのが一番です。その現れとしてのカタチがWEBサイトなのです。

今はまだ実際にカタチとして見えずに、想像の部分でしかありませんが、イメージとコンセプトがわかってきたら、WEBサイトの想像は前よりも明るいものになってきたのではないでしょうか。このように一つづつ進むことによってWEBサイトというのは作られていきます。

すべての制作業者がそうであるかはわかりませんが、これが私達のWEB制作です。

最後までお読みいただきありがとうございます。感謝。