Path Code X=KEIKO OOBAYASHI 洋服は若さの秘訣

Path Code Xとは

先日の発表したPath Codeアンバサダープロジェクト。たくさんの人にご反響をいただいた喜びもつかの間、もう1つのプロジェクトを発表させていただきます。

その名も「Path Code X」

前回ご紹介したアンバサダープロジェクトでは、自分らしい生き方をしている人を源泉としてデザインをさせていただいた服をご紹介させていただきました。それではPath Code Xとは?

自分が持っている洋服たち。これはあそこで買った、そのニットはここで買った、全て同じではなくて、意識的にか無意識的にか、毎日いろんなデザイナーさんの服たちをコーディネートしています。全く同じ人が世界に二人いないように、上下セットで同じ服を着ている人に出会うことが無いように。あなただけの、キュンキュン試験を通過したモノたちが鎮座するクローゼット。

Path Codeもそのクローゼットと同じように、デザイナーたちのキュンキュンをたくさん集めたい。そんな想いから始まったもう一つのプロジェクト「Path Code X」

年齢や経験にとらわれず、「いい服を作りたい」という想いをもつデザイナーたちとのコラボレーションプロジェクトです。

今回のPath Code X 第1弾となるデザイナーは、Path Codeの前身となる東京三恵で15年前にデザイナーを勤めていた大林啓子さん(以後、大林さん)。普段は自分の着る洋服を自分でデザインし作っていますが、デザイナー業から引退し15年の歳月を得た今再びデザイナーとして挑戦をすることになりました。

彼女はもともと服飾学校などは出ておらず独学で洋服の作り方を学び、デザイナーとして数多くの賞を受賞するまでになりました。いったいどのようにデザイナーとなったのか、デザイナー大林さんが作った洋服をご自身にモデルになっていただき、撮影させていただいた写真と共に、彼女のPath(道)の歩みを見ていきましょう。

About her Path

大林啓子さんのPath

光学機器の会社を営んでいたご両親の元、新宿区西落合で生まれる。アルファキュービックに入社し、ファッションと人生に開花。その後下着会社や服飾販売、広告業などを経たのち、東京三恵にてデザイナーデビュー。初作品で賞を受賞するなど、その後15年に渡り活躍。60歳にデザイナーを引退後、空白の期間を経て、ファッション業界に身を置くことに。現在、仏像彫刻、茶道、書道などの稽古を嗜み、おしゃれを楽しみながら自分のpathを謳歌している。

洋服は若さの秘訣

ひときわ大きな声を放ち、常に笑いが絶えない元気の良い女性。彼女が今回ご紹介する大林啓子さん。デザイナーとして賞を受賞し数々の洋服を出掛けてきた彼女の生まれ、ファッションと彼女。そしてデザイナーとしての生い立ちとは。まずは幼少期から遡ってみましょう。

ものづくりの家に生まれて

生まれたのは東京です。新宿の西落合というところで生まれて。父はカメラなんかの光学機器の会社を経営していました。カメラ部品とか作ってたのかな。カメラのレンズを入れる枠の部分を作る会社。たいのがあったりして従業員の方が住んでました。その業界では有名だったんですよね。父が一代で始めて、従業員も100人位いたと思います。

ものづくりをする家に生まれたのも何かの運命を感じずにはいられません。彼女とファッションの出会いはいつ頃だったのでしょうか。話を聞いてみると、ある人と会社との出会いがデザイナー大林さんの原点だったといいます。とても大きな衝撃を受けたという出会いとはなんだったのでしょうか。

人生を揺るがす
ファッションとの出会い

若い時はファッションとは全く関わりない世界にいたんです。
一度結婚して、山梨の人だったんですけども、うまくいかなくて、山梨から東京に戻ってきました。それでアルファキュービックという会社に入ったんですね。この時はデザイナーではなく、営業事務だったんです。アルファキュービックにいるときはデザインやパターンはなにもやってないけれど、オシャレとかそういうものが身に付きました。

それは当時はもう本当に有名でしたから。ファッション界の草分け的な存在。

※アルファキュービック
ヴァンヂャケット(VAN Jacket)在籍当時、サンローランの日本初展開を果たした柴田良三氏が、その後の1970年に自社ブランドであるアルファキュービックを設立。バブル期まっただなかに、一大ムーブメントを巻き起こした伝説的ブランド。

面接に行って、アルファキュービックの創業者、柴田良三さんに会ったんですけど、本当に素敵な方で。こんな人がいるのかなというのに驚いて。ものすごく衝撃的でしたもう。格好も金のネックレスして、もみあげがすごくて。でも、言葉がものすごく優しくて、丁寧で。いつ会っても「お元気ですか?」という言い方なんですよ。

この会社に入ってファッションだけじゃなくてすべてに目覚めたというか、アルファキュービックに入って世界観がまったく変わりました。それまでなんか地味だったものが100パー花開いたみたいな(笑)

本当、素晴らしい会社だったんです。見るもの見るもの初めてで。当時まだ珍しかったFAXが入ったりとか、全てにパーティがあったりとか。カトリーヌドヌーヴも来たし。日本の芸能人の方とかもたくさん来ていて、今までの生活と全く違う華やかな世界。もうっびっくりしましたね。

※カトリーヌドヌーヴ
フランスの大女優。映画『インドシナ』で米国アカデミー賞主演女優賞にノミネート。「ヴァンドーム広場」でヴェネツィア国際映画祭 女優賞受賞。2019年には日本には、是枝裕和監督『真実』にも出演。

もちろん洋服もすごくいいものを作ってたんです。一つ上のクラスというか、洋服にはバブル時代の背景が入ってるんですけれど、品の良いおしゃれだったんですよ。それで洋服に目覚めました。洋服もアクセサリーも今でも持ってます。本当に大好きだったですね。それが26歳だから48年前。

そこで社内恋愛して結婚して出産したので2年位でアルファキュービックを辞めて。そこからしばらくは子育てとかそういうのしてたんですけれども。

日本のファッションを物語る上で外せないアルファキュービックに在籍したとは驚きました。デザイナーとしてではなく、営業事務のお仕事と言っていますが、この時の開花、そして数々の出会いが、後のデザイナー大林さんを作りあげていきます。この後どんな展開が待っているのでしょうか。

着々と進む大林物語。

知り合いに、下着の会社を立ち上げるので、デザイナーしてくれないって誘われて。そこで初めてデザインしたのが下着です。あとは下着を入れたりする物入れとか。下着に関係するものをデザインしてました。

なんでいきなりデザイナーを頼まれたのか分からないので、自惚れでいいますけど、センスがいいだろうというので、なんかやってくれるだろうという期待をしてくれたんじゃないのかな。と思ってます。

そういう期待を受けたのもありますけど、私どっぷり入っちゃう性格なんで、それからの下着のことばっかり考えてて。
下着をたくさん見に行きましたよ、色んな所に。当時はシルクとか良い素材の下着とか、レースで綺麗な下着とか、日本にあんまり良いのがなかった時代で。だから欧州に下着を見に行いって、買付けして、輸入した下着も店で扱ってましたね。この下着の会社は2年くらいだったかな。

その後は赤坂のネクタイを輸入してる店に入りました。その人に本当に合うネクタイを選んであげる。それで信頼して来てくださる方もたくさんいてくださって。「あなたに選んで欲しい」と言われたりしました。ネクタイをぶのにもセンス必要なんですよね。
赤坂周辺に昔からある料亭にネクタイを全部持っていって、何10本も買ってもらうとか。販売も経験しました。

下着のデザインを頼まれたのをきっかけにデザインを始めるものの、デザイナーとして活動をする気は全然なかったといいます。その言葉どおりその後は販売業や広告業の事務などをしていたと言います。そんな大林さんがなぜデザイナーとして生きていくことになったのか。実は大林さんがデザイナーを始めたきっかけは、我らがDNAを受け継ぐPath Codeの前身会社、株式会社東京三恵だったのです。その頃のエピソードを伺ってみました。

デザイナー大林始動

本格的に洋服をデザインしたのは東京三恵に入ってからのことです。

実は下着会社の前にもお世話になっていたことがあって、その時やっていたのが経理や生産管理。バブリーな時で新大久保が事務所でした。その後いったん離れたんですけど、45歳の時にもう一度入れてもらったんです。今でもありがたかったと思っていますよ。ご縁ご縁でつながってきているというか。

※東京三恵
52年間続いた服作り集団。大手高級婦人服ブランドから発注を受け、服を生産するアパレルOEM事業を展開。2020年夏、東京三恵からPath Codeがデビューし飛び立ちました。

その時もMD(企画から販売までの統括責任者)のアシスタントで、まだデザイナーをやるなんて思ってもなかったんですけど、突然、社長が「デザイナーをやってくれないか?」と言ってきて。
私「できません。」
社長「やってよって。」
私「できるわけないじゃないですか。どうやってやるんですか」
社長「頼むからやってくれ」
と押し問答が続いたんですけど、結局その話を受けることになりまして。それからかな、デザイナーとして本格的にやるようになったのは。

最初はもう何も分からないんですよ。突然の抜擢だったんで。服飾の学校を出ているわけではないので、何も分からないし、絵も描けなかったから1から全部自分でやっていって。本当、何回泣いたかわかんないです。

突然の抜擢だったんで。服飾の学校を出ているわけではないので、最初は何も分からないし、絵も描けなかったから1から全部自分でやっていって。本当、何回泣いたかわかんないです。

デザイナーといっても私の名前で売り出すとか会社の名前で売るとかそういうわけじゃなくて。東京三恵という会社は取引先の婦人服ブランドの下請けのような会社だったんですね。だから取引先のテーマにあった服をデザインして作るっていうのが仕事だったんですよ。服を作るのが私たちで、その服を取引先の婦人服ブランドとして売るというか。

そういう感じで、なんとか最初に何十型デザインして。そしたらたまたまいうか、すごく売れて、売上をすごく伸ばしたんです。取引先に、最優秀賞獲、優秀賞、努力賞。という具合に賞があるんですけど、何十社入ってる中でホテルオークラで表彰式パーティーがあって、そこで最優秀賞もとっちゃって。

はじめてやって、それが一番になっちゃって。「えーっ」というのがあっりましたよ。それもド素人で(笑)デザイナーの学校を出たわけでもないのに

それで。次の年にまた優秀賞を取って、その次にまた努力賞取って、その次また最優秀賞とっちゃったんです。そしたらそれですごく売上が伸びて。やっぱり一番伸ばしたの私だ。という想いはありますよ。その後は賞は取れてないですけどね(笑)

でも、やっぱりこの売上というものをとるのにひっちゃき(必死)で。
その度に期待感が高くなってもう本当苦労しました。プレッシャーで押しつぶされそうで。心臓バクバクしちゃって。売上が下がった時にはやめたいなと思いましたよやっぱり。もう泣き泣きやってましたたから。

逆に売れると励みで、もっと頑張んなきゃとか思って、ひっちゃきなって頑張るけれど、寝てても起きててもデザインのことばぁーかり頭に浮かんで。夜中に急に起きだして、バーっと絵を描いてという感じでしたね。

そんな感じで10年ぐらいやって。60歳になった時に引退しました。

服飾の学校も出ずに、とつぜん頼まれたデザイナーの仕事をやり遂げ数々の賞を受賞したというのは本当に驚くべきお話です。経験がなくてもやるかやらないかという大林さん。その影には大きなプレッシャーや泣くほどの努力があったと言いますが、いつもの明るさと元気さをからはこのような大林さんは想像できませんでした。栄光や喜び、挫折や苦労も経験してきた上で今回のプロジェクトを大林さんはどのように感じていたのでしょうか。

少しの不安と
大きな喜びと幸せ。

好きなものをやらせてもらえるというのが嬉しくて有頂天になっちゃって。自分の好きな洋服ができるなんてって。本当好きにやらせてくれたので感謝感謝です。洋服も本当いいもの作っていただいて。

デザイナーを辞めてからはしばらくは疲れちゃって、なんかするのも嫌で何年間だだったかな。ファッションの本も見なかったですね。

デザイナー時代はやるのが100型とかすごく多い量ですからね。商業的にも取引先に合わせなきゃいけないし、最終的には自分でやりたいものとはまったく違うものになってしまったり。いろんなことにくたびれ果てちゃったのね。それでもう何も浮かんでなくなってしまって。

だから本当に自分の好きなものを作れるのが嬉しかったです。これやりたいと出して、1つもダメって言ったものは本当になかったです。

でも久しぶりだから最初全然絵が描けなくて。私もともと下手くそだから(笑)
デザイナー時代は、デザインの土台があって、その上に自分の作りたい洋服を描けばよかったんですけど、今回はその土台がないので自分で描かないといけなくて。
作りたいものは自分の頭の中に入ってるんですけども、私は習ってないからファッションイラストのような絵が描けない。本当に何描いてるかわかんないんです(笑)

だけど何が描いてあるか分からないような絵を見て、あっ!て感じ取ってもらうのも難しいと思います。Path Code代表の本吉昌恵さんにはその感覚があるんですね。すぐに感じ取ってくれて。

最初の絵をみて、こんな感じのもができるのかなというのがパッとかぶっていうのはすごいと思いますよ。普通は伝わらないです。商品見れば分かるけど、そういうものが絵で伝わるというのが、その辺は本当にあの感覚があったとゆうか。

でもこの感覚はパタンナーも持ってないとできないんですよ。デザイナーの意向を感覚で受け取って、それが分からないと作れないんです。

パタンナーがそういう意向をがすごく分かってくれると、自分の思ったようなものがちゃんと出来上がってくる。
今回は同じ世代のパタンナーさんだったので、やりたいことを分かってもらえるのも早かったですね。パタンナーさんはとっても大事です。

自分の好きな洋服を作って良いと言われて、本当に幸せだと思いました。でも逆に今までレールがある中でデザインしていたので、そういうレールがある方が安心でもあります。今回は全部自分でやったので売れるのかなっとか不安とかはありますよ。

でも自分の好きなものもそこまで突飛なものが好きなわけではないから、いろんな人に着てもらえたらいいですね。長く着てほしいです。私も長く着るので。

ここまで喜んでくれるとこちらまで嬉しくなります。出来上がった洋服を見ていると、こういった喜びや大林さんの明るく元気で、活き活きとした感じが伝わってきます。今回のプロジェクトではとても彼女らしいセンスが散りばめられた洋服が出来上がってきました。ここからは出来上がった洋服のことをご本人に伺ってみました。まずは今回のデザインのポイントはどのようなところだったのか、そして今回の全体的なテーマとは?

Path Code X
KEIKO OOBAYASHI

今回は本当に自分の好きなものを作りました。流行は自分では着ないというか見ないようにしてます。見ちゃうとみんなこういうのが好きなんだとかというのが頭に入ってきちゃうのが嫌なんです。
今の流行りとかちょっと取り入れても、それ以上は取り入れたくなくて。自分が好きなものから離れたくないですからね。自分自身が好きなのを崩したくなって、売れるかどうか心配になっちゃうんですけど(笑)

自分の好きなものは、プレーンだけど長く着れて品の良いもの。絶対的に品のよさというのは一番にありますね。年取ったらもう本当に品が良くて着やすくて、ワンランク上であって。それでいてちょっと可愛らしい。そこがデザインのポイントです。

あと、自分にピンとくるもの。洋服や生地を見てると、ビビビと来る時があって、パッと浮かぶというそういう感覚を持ってるんです。感覚的なところもあるので言葉にするのは難しいですけどね。色も自分のセンスや感覚ですよね。

コーディネートも同じような感覚かな。

何か買う時には、中に黒のインナーを着て、カーディガンを羽織ってもいいなって浮かぶ、手持ちのアイテムとパッと浮かぶんですよね。色合わせもコーディネートもセンスや感覚だと思います。

わりとオンナの人って環境に応じてセンスのいい人は変わっていく。洋服が好きになると変わる。それで、いやー可愛いとか素敵とか似合うとか言われると嬉しいってなる。それでまたどんどん変わっていくんですよね。

センスていうのは難しいけど、冒険も必要だって思います。そういうことがセンスとかにつながっていくんだと思いますよ。

洋服の全体的なテーマでいうと、オールディーズ。年代でいうと、1960〜70年頃です。どうしてもオールディーズがほしかった、あまり探してもなかったので。デザインは今風のも取り入れながら、オールディーズの雰囲気をいれてます。

私自身にアルファキュービックの感覚が残っていて、その頃のセーターをまだ着てるんです。本当驚くって言われる(笑)そんなふうに長く着れるお洋服。シンプルで良いもので、組み合わせで着れちゃう。華やかにも質素にもカジュアルにも着れる。世代を問わないデザイン。

個人的には小さい襟が好きなんです、可愛くて。もう、本当、自分の好きなものをやったんだ!という感じです。
あとはソニアリキエルのオマージュみたいなのもあるんです。すごく好きだったんですよね。今でも持ってるんですけど、太って入らなくなっちゃったので自分で作りました(笑)

センスや感覚。大林さんがいうように言葉にするのは難しいですが、数々のことに冒険し、チャレンジし、乗り越え、自分のPathを歩んだからこそ、彼女らしいセンスが生まれてきたのでしょう。彼女らしいユーモアあふれる表現も然り。そしてまさに大林さんのセンスや歩んできたPathを感じるような今回の洋服のテーマとデザイン。各洋服のお話も伺ってみました。

クラシカルポンチロングワンピース

自分が着たいワンピースはこういうのだ!どうだ可愛いいだろう!という感じです(笑)襟をちっちゃくつけてノースリーブで作りたいと思って。これはソニアリキエルのオマージュも入ってます。

背中のラインもキレイ。後ろに重心を置きたかったのでエレガントなドレープをいれてくれと言ったの。イメージどおりのものが出来上がって、どこから見ても360度キレイ。

あとは襟を小さく、あえて丸襟をつけて。ちょっと冬になるのでこれぐらい詰まってるほうがいいかなというのもあったので。でも襟がつくだけで全然違います。全く違う。

このワンピースはコーディネート次第でどうにでもなるんです。スリーシーズン着れるし、身長の大きい人も小さい人も着れます。靴下履いてもかわいいし。短めのカーディガンでもいいし、長いカーディガンでも素敵だし、私も色々家でコーディネートしてみたけど、どれもかなり可愛かったですね。

ONEPIECE
クラシカルポンチ
ロングワンピース

12,100円(税込)

クラシカルポンチタックスカート

ワンピースと同じで、これもソニアリキエルのオマージュ。すごくエレガントで大好きなスカートだったので。年代的には1970年位かな。

セーターも持っているんですけれど、それは25万ぐらいしました。高級な洋服をニット素材でというのを初めて打ち出したのがソニアリキエル。ニットの女王なんて呼ばれてましたからね。私たちの時にはニットをおしゃれで着るって言うのか考えられない時代だったんです。

SKIRT
クラシカルポンチ
タックスカート

11,000円(税込)

フリンジチェッククラシカルギャザースカート

生地を見て、ビビビってすぐに選んじゃったんですけど。これはとても良い生地で珍しくてすぐに気に入っちゃったんです。ちょっと地味めになっちゃったんですけど好きなので。

あえてギャザスカートなんですけどね。その辺は今風にしてみました。もともとギャザースカートが大好きなんですけど。これはやっぱり素材の良さを活かしました。

ギャザースカートは太って見えちゃうというのがあるじゃないですか。でも今回作った黒のニットのセーターとか着るといい感じ。ウエスト隠してって着方をすればちょっとおデブでも素敵に見えるんです。私もそうなんですけれど(笑)でもやっぱり膨らんできちゃうんですよね。それを気にしちゃう人もたくさんいますけど、そこはあまり気にせずに、冒険をしてほしいですね。

SKIRT
フリンジチェッククラシカル
ギャザースカート

12,100円(税込)

クラシカルデニムライトジャケット&クラシカルデニムスカート

私あんまりデニムが好きじゃなかったんです。カジュアルすぎて。でもデニムをおしゃっぽく作ったら可愛いかもって作りました。デニムやろうと決めた時にエレガントなのとすぐに思ったので。

トップスはジャケットほど堅苦しくなく。シャツみたいに軽くて綺麗に出来てるなと思ってます。デニムジャケットって言うとスタンダード襟が多いんですけど、小さな襟をつけて。これも気に入ってますよ。すごく可愛いなって。

胸のところにはお花を縫い付てるんですけれど。同じデニムの生地です。これも洗うとだんだんと花の形が変化していくと思います。全体的にも洗うと色落ちとかするのでそういうところも楽しんでほしいです。

スカートは自分でも何回か履いてんですけども、とても履きやすいです。軽くていいんですよね。デニムは普通重いけどこれは軽い。すごく着心地もいいです。岡山の国産デニムを使ってるんですけど、生地に洗いがかかってて、履き心地が柔らかくて、それもすごく気に入ったんですね。

あと、スカートには同じ素材のマスクが付きます。このマスク、私が全部手作りしたんですよ。大林宅で作られた自家製マスクです。

TOPS
クラシカル
デニムライトジャケット

10,780円(税込)
SKIRT
クラシカル
デニムスカート

9,790円(税込)

エイジングを楽しむ硫化染カーディガン&ハイゲージクラシカルウールセーター

これでもか!というくらい縄網を入れたいなと思って作りました(笑)
素材はコットンのローゲージ。普通だとインディゴとかで染めると思うんですけど、岡山の方で硫化染めしてもらいました。白のカーディガンを作ってあとから染めてるんです。後染めっていうんですけどね。千葉の方で編んでもらって、岡山で染めて、最後の始末は習志野ですね。

黒いセーターも縄網をたくさん入れました。カーディガン共に袖にも入ってます。縄編ニットってもともと漁師さんが着たりしてたんですね。フィッシャーマンズセーターなんて呼ばれたりしますよね。縄編みがその家代々で受け継がれていて、それがその家の人ってわかる印なんです。そういう漁師さんが着るようなニットが好きなんですね。

素材は毛80%とナイロン20%です。真ん中の網の中にはパプコーン編みでポコポコしたのがいっぱい入ってるんです。これもすごく可愛いんですよね。
クルーネックだからシャツの襟を出しても可愛いしブーツとか履いたら可愛いなとか思ってます。帽子をかぶってもすごく素敵。

TOPS
エイジングを楽しむ
硫化染カーディガン

16,280円(税込)
TOPS
ハイゲージ
クラシカルウールセーター

12,100円(税込)

ローゲージニットベスト

これは表地と裏地が交互になってます。表地がメリアス編みで裏地がガーター編み。ローゲージで短いのがほしかったから作りました。素材はウールとナイロンで色は白と黒もあります。

でもこれは挑戦したポイントがあって、ちょっと肩が張っちゃうみたくなってたんだけど、脇を縫うことで解消されました。可愛い素敵なラインになったなって思います。

ベーシックな色なので、「私なんか、もういいわよ」と言ってしまう人でも始められるファッション。写真の私みたく黒の無地カットソーでもいいし、ボーダーを下に着たりしても可愛いんですよ。インナーを変えたりするだけで印象も変わるし、下はチェックスカートに合わせて着ると可愛い。色んな着方ができますよ。

TOPS
ローゲージニットベスト
10,780円(税込)

クラシカルカジュアルコーデュロイテーパードパンツ

形はテーパードになっていて、ウエストがゴムで履きやすいんです。ワンタック入りでストレッチ入り。横に伸びるし、とにかく楽ちんPANTS。いろんな人が入るように出来てて、ファスナーもないのでスポッと履ける。楽なのしか考えてなくて(笑)

色味をあわせてみたんですけど、ちょうどグレーのマスクにあってて良いですよね。こういうふうにマスクも、色をあわせたりしながら、おしゃれに取り入れて楽しんでもらえればなと思います。

ポケットの位置が低くしてあって、ちょっと格好つけたりなんかしても可愛く決まっちゃうんです。コーデュロイって苦手な人が多いけど、これは着れる。と言ってくれたりする人もいますよ。素敵に出来上がって本当嬉しいです。

BOTTOM
クラシカルカジュアル
コーデュロイテーパードパンツ

9,790円(税込)

洋服の話をしている時、とてもうれしそうな表情をしているのが印象的でした。本当に洋服が好きなんだなと思わせる眼差し。そして大林さんのセンスやエッセンスを思う存分に表現してくださった洋服のコレクション。胸を張ってお届けできる、良いものが出来上がりました。最後に大林さんからメッセージをいただきました。現在でもそのセンスに磨きをかけている彼女。仏像彫刻、茶道、書道など週に4回はお稽古やお出かけをする元気っぷりに驚きます。当然その時のおしゃれにも抜かりはありません。そんな大林さんにとっての洋服とは。

綺麗なおばあちゃんで居たい

おしゃれをするって心が高揚しますよね。いい歳取っても、明日誰と会って何着て行こうかなってアレコレとコーディネートするのもすごく楽しい。
そういうのって若さにも繋がると思います。やっぱり綺麗なおばあちゃんでいたいいですよね。
おしゃれをすると楽しいし若くいられるし、じゃあ他のところも綺麗にしとこうとかっていう意欲が湧くんです。

洋服は人に見てもらってという部分もあるし、本当自己満足じゃないけれど本当に私は洋服が大好きなので。毎日何着ようかなっていうのも楽しみだし。洋服って明日の糧になります。


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